日頃からお世話になっている方や、遠方に住んでいてなかなか会えない方に送る新年の挨拶状、年賀状の書き方とマナーをまとめています。
年賀状を出せる時期
年賀状を出せる時期は、松の内といわれる「1月7日」までです。郵便局では、「1月8日に差し出したものからすべて消印を押します」とありますので、なるべく早めに投函するようにしましょう。
うっかりして返信が遅れた場合は、「寒中見舞い」として返信しますが、年賀はがきを使用してはいけません。できるだけ年賀状は元旦に届いたほうが、ハガキをもらった相手もうれしいですよね。
年賀状の書き方ポイント
最近はパソコンで年賀状を作ったり、はがきにプリントされているものを使用したりする方が増えてきましたが、印刷されたものでも手書きの挨拶文が一言あるだけで、もらった相手はうれしいことでしょう。
年賀状は、新しい年を祝うはがきなので暗い話題は避け、新年の挨拶と近況報告や今年の抱負などを書くようにしましょう。結婚や出産、引越しの連絡を年賀状に兼ねるのはよいですが、他の用件は書かないようにしましょう。
今は、手書きで年賀状を1枚1枚書く方は少ないですが、住所や宛名は手書きで書いたほうが、温かい年賀はがきとなることでしょう。
文面の構成・組み立て方
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- 賀詞
全体の文字よりも、少し大きめに書く - 年頭の挨拶
昨年にお世話になった御礼や、近況報告、今年の抱負などを述べる。 - 日付(元旦が使用できるのは1月1日だけです。)
- 差出人住所・名前など
取引先など仕事関係の方へは、自分1人だけの名前を書くようにする。 - 添え書き
相手の健康や繁栄を祈る言葉を添え書きしてもかまわない。
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賀詞の選び方
「謹賀新年」「賀正」などの賀詞は、贈る相手によって選び方が変わります。本文よりも少し大きめの文字で書くのがポイントです。
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親しい方へ
- 賀正
- 迎春
- 賀春
- 慶春
- 明けましておめでとう
- 明けましておめでとうございます
- 新年、明けましておめでとうございます
- A HAPPY NEW YEAR など
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改まった方へ
- 謹賀新年
- 恭賀新年
- 明けましておめでとうございます
- 新年おめでとうございます
- 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます など
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年賀状の例文・文例集
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年賀状のよくあるQ&A
年賀状のよくある疑問をまとめています。
いつまでに年賀状を出せば元旦に届くのか
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日本郵便では、元旦に年賀状を届けるために、できるだけ12月25日までに投函するようにお願いしています。
12月26日以降でもできるだけ元旦に届くように取り組んではいるようですが、地域によっては届かないこともあるようです。
元旦に年賀状が届くようにするためには、25日までに投函するようにしましょう。
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「明けましておめでとう」の言葉はいつまで使えるの?
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「明けましておめでとう」という言葉は、小正月といわれる1月15日までとされています。
歴の上では、「お正月=元旦」「小正月=1月15日」とされていますので、門松などのお飾りを飾っておく15日までは、お祝いの言葉を使用してもかまわないでしょう。
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年賀状がを出していない方から届いたら?
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1月7日までに年賀ハガキを出せなかったときは、通常のハガキを使用して「寒中見舞い」として返信します。
このとき、返信が遅くなったことへのお詫びの言葉を添えましょう。「出し忘れていて申し訳ない」など、はっきりとした理由を書いてしまうと受け取った側はよい気はしません。
「忙しくて遅くなった」「実家に帰省していた」「旅行へ行っていた」など、相手に嫌な印象を与えないようにお詫びの言葉を述べましょう。
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写真入りの年賀状でもかまわないの?
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身内や友達、同僚など、親しい関係にある方なら、写真入の年賀状は様子がわかるので喜ばれることでしょう。上司の場合でも、家族ぐるみでお付き合いをされている方ならよいと思います。
しかし、目上の方や上司など、改まった方へ出す年賀状のときには、写真入の年賀状は失礼になりますので、使用してはいけません。
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年賀状の日付は「元旦」でかまわないの?
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「元旦」「一月一日」と書ける日は、一月一日必着の年賀状だけです。1日にハガキが届かないときや遅れた場合は、年号と月だけを書くようにしましょう。[/colored_box]
喪中欠礼って何?
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年内に身内がなくなり喪中の場合、「年賀状はだせません」というお知らせを喪中欠礼ハガキで伝えます。
一般的には、二親等以内の親族が亡くなった場合といわれていますが、結婚して世帯が変わった兄弟が亡くなったときでも、喪中とされる方が多いようです。
喪中欠礼ハガキを出すときは、「新年おめでとうございます」など、めでたい言葉を使用してはいけません。「喪中のため新年のご挨拶をひかえさせていただきます」ということを伝えるようにしましょう。
また、喪中欠礼ハガキが届いたときは、その相手に年賀状を出さないようにしましょうね。
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喪中欠礼のハガキを出す時期はいつ?
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年賀状を出す準備は12月に入ってからなので、11月に喪中欠礼ハガキを出すようにします。相手が年賀状を書くまでにお知らせするようにしましょう。
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全員に喪中欠礼ハガキを出すの?
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親族など、故人と日頃から交流のある方には、ハガキは出さないようです。友人や知人、仕事関係者へ出すようにします。
しかし、気を使わせたくない相手や故人と無関係の方の場合は、今まで通り年賀状をだすこともありますので、故人との関係性や自分との関係性によって、喪中欠礼は知らせるようにしましょう。
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故人に年賀状が届いたら
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亡くなったことの連絡が、行き届かなかったお詫びのハガキを出すようにしましょう。ハガキを出す時期は、1月7日を過ぎてから「寒中見舞い」など、挨拶状として出すようにします。
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年賀状を出した後に喪中と知ったら?
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すぐにお詫びの連絡をしましょう。1月7日以降に、寒中見舞いなどでお悔みとお詫びを兼ねてハガキをだしましょう。
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