結婚式が無事に終わるまでには、たくさんの方にお世話になります。結婚式に出席してくれるゲストだけでなく、式場のスタッフやヘアメイクさん、司会者や受付をお願いする方には、お心づけや御車代を用意し、感謝の気持ちをお渡ししましょう。
お礼の準備をしましょう!
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- 渡す人のリストをつくる
- 新札を準備する
- 御祝儀袋の準備をする
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お世話になった方へのお礼やお心づけの費用は、新郎新婦がそれぞれ用意します。二人がお世話になった相手には、両家で話合って一つにしてお礼やお心づけをお渡ししましょう。
挙式の当日は忙しく、間違いがあってはいけませんから前もって準備をし、お礼やお心づけをいつ渡すのか、ご両親と段取りをしておきましょう。
交通費や宿泊費などのお礼は誰に渡すの!?
司会や受付をお願いした方や、遠方から来てくださるゲスト、お世話になる方には、交通費や宿泊費などのお礼をお渡しします。
招待状を遠方の方に出すとき、相手が気を使わないように「お心ばかりですが、御車代を用意させていただいています。」と一言書いたカードを同封しましょう。
招待状をもらった相手は、それを踏まえて結婚式に参加できるか判断されることでしょう。
もし、こちらが新幹線や飛行機、車などの手配をしたときは、お車代をお渡しする必要はありませんが、相手が近距離でも飛行機や電車、車などの交通費を負担してくれているなら、お車代を準備するようにしましょう。
金額はどのくらい負担すればいい!?
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結婚式に参加するためにかかる宿泊費や交通費は、基本的には新郎新婦が全額負担します。ですが、中には全額はしんどいという方もいるでしょうから、その場合は相手に相談してみましょう。
「これだけしか用意できません」と正直に伝えてみてください。相手はそれを考えて返事をするでしょう。[/colored_box]
金額の相場と渡すタイミング
司会者の御礼相場:3万円~(一般の方) 5万円(プロの方)
司会者の方とは事前に打ち合わせが必要で、何かと手間を取らせてしまいます。ですから、一般の方に司会をお願いするときでも、3万円~お礼を用意しましょう。
司会者は、披露宴で食事がほとんどできませんので、ご祝儀を基本的には受取ませんが、もしご祝儀をもらったとしても、お礼は2~3万円以上はお包みしましょう。
お礼は、披露宴が終わった後に、両家の両親がお渡しすようにします。
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仲人・晩酌人の御礼相場:ご祝儀の2~3倍+お車代1万円以上
乾杯をお願いする方には、お礼とお車代を用意します。お礼とお車代は別々にお包みし、御祝儀袋も格の高いものを選びます。
今は披露宴が終わった後、お部屋を準備しお渡しする方が多いですが、本来は挙式後(2~3日中)に新郎新婦とご両家の両親で、お礼と菓子折りを持ってご自宅に伺うのがマナーです。
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主賓の相場:お車代1万円以上~
主賓へ用意する御車代は、かかった交通費の1.5~2倍が一般的な相場です。往復の交通費やお礼も含め、少なくても1万円以上はお包みしましょう。
主賓が受付を済ませた後、頼んだ方の親からお渡しするようにしますが、受付に頼むときは「お預かりしています」と一言声をかけて、他の方にわからないよう渡してもらうようにしましょう。
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受付のお礼相場:3千円~5千円
受付を開始する前に、頼んだ側の親からお礼をお渡ししましょう。
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遠方の方の相場:交通費・宿泊費の半額~全額
友達にお渡しするバ親族にお渡しする場合は、披露宴の合間をみて親から渡してもらいましょう。
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写真やビデオ撮影者・音楽演奏者:1~3万円
長時間にわたって撮影や音楽を演奏してもらうときは、1~3万円お礼をお包みしましょう。新郎新婦からお渡しするようにし、挙式後か後日自宅に招いてお渡しましょう。
お心づけ
お心づけとはチップとしてお渡しするお金で、式場スタッフやヘアメイクさん、介添人などへ用意します。
サービス料金に含まれているからお心づけを渡さなかった、お心づけという風習があることを知らなかった、という方も中に入るようです。
結婚式の準備でお世話になったり、当日お世話になる方に感謝を伝えるためにも、お心づけをお渡ししたほうが感謝が伝わりますね。
金額の相場と渡すタイミング
ウエディングプランナーの相場:3千円~1万円
挙式が始る前に親から渡してもらいましょう。
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式場責任者の相場:1万~3万円
60名の披露宴で1万円が目安となりますが、披露宴の人数によって変わります。披露宴の前に、スタッフのみなさんでと一言添えて、親から渡してもらうよにします。
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ヘアメイク・着付けの相場:3千円~1万円
新郎や新婦の支度を始める前に、親から渡してもらいましょう。
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介添人の相場:3,000~5,000円
挙式が始る前か引上げ後に、親から介添人に渡してもらうようにしましょう。
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写真・ビデオ撮影・音楽演奏などの相場:3千円~5千円
挙式の前か披露宴が終わってから、親から渡してもらいましょう。
披露宴でお世話になった方に、お心づけは帰りにお渡しするものですが、帰り際は慌ただしくなりますから、お渡しするタイミングを逃してしまうことがあります。ですから、今は披露宴の前にお渡ししたほうがよいですね。
水引の選び方
結婚祝いでは、一度であってほしいお祝いのため、水引はほどけない結び切り(淡路結び)を用います。
お礼やお車代が1万円以下なら、ポチ袋でお渡ししてもよいですが、金額が1万円を超えるときは、ご祝儀袋も格の高いものを選びましょう。
お金は新札を準備して、表側が前にくるように三つ折りにし、ご祝儀袋にいれましょう。ご祝儀袋はのり付けして、筆ペンで名前を書くようにしましょう。
熨斗の表書き(媒酌人・仲人へ)
媒酌人・仲人にお渡しするお礼は高額ですから、金銀の水引の熨斗袋を選んでもよいでしょう。また、お車代も1万円以上なので、ポチ袋ではなくご祝儀袋でお渡ししましょう。
熨斗の表書き
「御礼」「御車代」
熨斗の名前
両家の名字
熨斗の表書き(主賓へ)
主賓にお渡しする御車代は1万円以上ですから、ポチ袋ではなくご祝儀袋でお渡しします。主賓は新郎側から一名、新婦側から一名ですから、新郎側の主賓には新郎の名字、新婦側の主賓には新婦の名字を書きましょう。
熨斗の表書き
「御車代」
熨斗の名前
新郎がお世話になる方→新郎の名字
新婦お世話になる方→新郎の名字
熨斗の表書き(1万円以下)
1万円以下のお礼や御車代は、金額が少額なため熨斗や水引が印刷されているポチ袋を選ぶとよいでしょう。新郎がお世話になる相手には新郎の名字、新婦がお世話になる相手(介添人・ヘアメイク)には、新婦の名字を書きます。
熨斗の表書き
「御礼」「御車代」
熨斗の名前
新郎がお世話になる方→新郎の名字
新婦お世話になる方→新郎の名字